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2011年1月 1日 (土)

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

旧年中は多くの子どもたち、家族、関係者の皆さまから多大なご支援をいただきました。本当にありがとうございました。

昨年は特に「発達支援ルームこねっく」の開設があり、関わる子ども・家族・関係機関の数も増えました。地域にさまざまな課題がある中で、なぜ発達支援なのか、なぜ療育なのか、と思われる方がいたかもしれません。

いろいろな説明ができますし、実際いろいろな説明をしてきました。ここでは、これまでとは少し違う角度からの説明をすることで年始のごあいさつに代えたいと思います。

そらの「さんりんしゃ」には日々たくさんの子どもたちが来ています。障害の有無に関わらず親子がつどう場所です。多くの親子は「障害」という言葉とは無縁に、ひろばを卒業していきます。

一方で、そらは「障害福祉サービス」や「サマースクール」などの取り組みを「障害をもつ子ども向け」に行なっています。養護学校の子どもたちや特別支援学級の子どもたちの活動を支えています。

こうして見ると、支援が必要な子どもとそうでない子どもがいるかのようです。

でも、どんな子どももそれぞれに支援を必要としています。

いまこれを読んでいるあなたもきっとそうでした。あなたにはあなたのために必要な支援がありました。多くの子どもたちは、自分に必要な支援がどんなものであるのかをうまく言葉にできません。どんな支援が必要であるのかがわかっていないことさえあります。

そんな子どもたちが支援を受けられるようになるのはいつか。多くの場合、周囲にいる大人が困り始めたときです。「大人はさほど困っていないが、子どもはとても困っている」場合は、どうなってしまうのでしょうか。生きづらさを抱えたまま、大人になってしまうのかもしれません。

最近「子どもの『困り感』」という言葉を聞くことが増えました。他の誰かにとっての関わりやすさ・関わりにくさではなく、子ども自身にとってのしんどさを受けとめていきたいと考える人たちの気持ちの表れでしょう。

私たちは子どもの支援にあたって、他の誰よりもまずその子ども自身のしんどさを理解したいと思います。家族や先生が困っているのと同等かそれ以上に、多くの子どもたちは困っています(これはもちろん家族や先生の「困り感」を軽視するものではありません)。それに対して私たちは、注意や叱責をもって解決を図るのではなく、子ども自身がひとつひとつの活動に自信をもって臨めるような環境を整えていきたいと思います。

発達支援や療育と称して行う実践を行なおうとすれば、子どもや社会に対する理念を明確に打ち出していく必要があります。その意味で、「発達支援ルームこねっく」をはじめたことは、私たちの行なっているすべての支援の足場を固めさせるものでした。

「そら」は今年の春に9年目を迎えます。私たちがこれまでに成し遂げられたことはまだまだわずかなことです。地域の課題は山積しています。

年末の某漫才グランプリに9年連続出場して遂に優勝したコンビは、歴史を振り返って「義務教育を卒業」と、たとえていました。私たちの支援そのものに卒業はありませんが、未熟な支援からは抜け出し、長年の経験や努力が結実したものを少しでもお見せできるような年となるように努力して参ります。

本年もどうぞご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。

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