ウィンタースクール2日目
さる12月27日、精華町ウィンタースクールの2日目が行われました。障害をもつ子どもたち向けの集団プログラムとしては、2012年最後の活動となります。
地域福祉センターかしのき苑もこの日が年内最後の開館日。活動の様子をご報告します。
学生リーダーは大澤さん(同志社女子大2)、サブリーダーは西村さん(同志社女子大3)でした。
午前のプログラムは、工作。毎年恒例の年賀状とカレンダーづくりです。
マジックなどでお絵かきする子はもちろんたくさんいますが、
こんな道具も用意しています。左は野菜スタンプ、右は通称「ポンポン」。
はがきの上にへび型に切り抜いた紙を乗せて、絵の具をつけたポンポンを押し当てると、形が浮き上がる、という方法。
握る部分が細いと力が入りにくい、というアドバイスをいただきました。改善していきましょう。
これは「指筆」。直接指にはめて描けるのだそうです。支援学校からたくさんのツールを持ってきてくださった先生に感謝! 肢体不自由の子どもに限らず、使ってみたら面白い気がします。
できましたー。
作品にはそれぞれの個性がよく出ており、
いっしょに暮らすお母さんに出される年賀状や、
来年の目標が書かれたカレンダーなどありました。漢検準2級、がんばってください。
さて、お昼ごはんです。この日はみんな昼食を持参。
彼はいつも最高の笑顔で写真を撮らせてくれます。
お昼を食べたら、少しの自由時間。
バランスボールの人気が高いです。
上に座ったり、上から叩いたり、
バウンドさせたりと、用途も豊富。
歌舞伎的な何か。
午後の最初は、大ホールに移動して、体を動かして遊びます。
玉入れやじゃんけん列車、手遊び、パラバルーンなど、たくさんのプログラムでした。
彼はおんぶされて、ご機嫌。
彼はホールの入り口で面白いものを見つけました。
続いて、調理室に移動。おやつを作っていきます。
卵、牛乳、ホットケーキミックスなどを合わせて、
混ぜます。
泡だて器で混ぜるのはみんなすごく上手。調理器具の中でも扱いやすいですね。
食べられない子どもも、粉を練って、手からの感覚を楽しみます。
たこ焼き器。関西ならば、一家に一台。
たくさんの家に機械を貸していただきました。ここに生地を流しいれて、「ベビーカステラ」を作るのが、この日の企画。
きれいに丸くするのは、なかなか難しかったです。
丸く仕上がったものは、こんな器にいれたら、まるでたこ焼き。
できあがりは人それぞれでも、自分で作ったものはそれだけで美味しく感じられるはず。
好きなシロップをかけて、いただきます。
メープルシロップとチョコレートシロップを用意してみました。
ベビーカステラというか、正確には「丸いホットケーキ」ですが、おいしければ何でもよいです。
彼女は、シロップ部分をなめて味わいました。ごちそうさまでした。
ところで、撮影された写真データにスタッフが大量に写っていました。どうやら子どもが撮ってくれたようです。けっこうカメラ好きな子どもっていますよね。昔と違って、フィルムの心配をしなくてもよいわけで、余暇スキルとしてなかなか有望なのではないか、とも思います。
子どもたちが19人、学生スタッフ30人、職員3人、学校の先生1人の参加でした。人手が多く必要な調理プログラムがあったため、「親当番」として3人のお母さんにご協力いただきました。ありがとうございました。
これで年内の更新は終了です。どうぞ皆さま、良い年をお迎えください。
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