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2015年7月

2015年7月25日 (土)

研修など行ってきました。

日ごろから行きたい研修はたくさんあるのですが、なかなか時間がとれません・・・。それでも、事業を進めていく上で、最低限必要とされるもの、どうしても行きたいものもあり、参加しています。

7月17日(金)と21日(月)は京都府の「強度行動障害支援者養成研修【基礎研修】」がありました。場所は京都テルサです。

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簡単に言うと、行動障害をもつ人たちへの支援を国が強化しようとしており、一定の研修を積んだ職員を配置している施設には加算をつけるなど、勉強するように誘導していると言えます。「誘導されたから勉強します」では困るのですが・・・。定員200人だったところを240人まで受け入れ、100人以上は断ったといいますから、お金の力は絶大です(皮肉です)。

「行動援護」という重い行動障害をもつ人たちへの支援を続けていくにもこの研修の受講が必要とされるため、「そら」からも1名受講することとなりました。

内容は基礎的な部分が多く、新しい発見があったわけではありません。グループワークなどに取り組みながら、「ああ、TEACCHでさえもまだ全然現場には浸透していないのだなあ・・・」と感じていました。また、「こだわり」などに不適切な対応をして、助長してしまっているように感じられる話をたくさん聞き、良い実践を広めていかねばならないと再認識しているところです。

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二日間のあいだに、いろいろな講師の方がお話をされましたが、自閉症eサービスの中山清司さんのお話はすっきりと論点整理がされており、さすがの安定感でした。経験豊かな方が動画をまじえて話してくださると本当に説得力があります。

精神科医の有賀やよいさんのお話は脳の発達などについて説明してくださり、特に思春期の時期にはいっそう丁寧な環境を整えていかねばならないと改めて痛感しました。

そして、今日7月25日(土)は、同志社大学社会福祉教育・研究支援センター主催による「子どもの貧困/不利/困難を考える」という公開セミナーに職員1名が参加してきました。

支援の後にかけつけたため、後半のみの参加です。日本では「学習支援」を切り口にした「子どもの貧困」支援が多いという印象があったので、全国的な動向や国際的な状況などを確認したいと思っていました。いったい「どこのだれが」「どんなふうに」子どもの貧困を発見して、支援をしているのだろうかと。

発表者の皆さんに質問などさせてもらったところ、おそらくあまり研究も深められていない領域のようで答えにくそうでしたが、やはり「学習支援」を切り口にするのは日本的な特徴だろうというムードでした。たとえば、アメリカでは多様なマイノリティの支援の中で行われるもののようです。また、日本の場合、現在は「こんにちは赤ちゃん事業」が早期からかなり丁寧に世帯状況を確認している、という話もありました。

「子ども(のいる世帯)の貧困」を、教育や労働、健康、発達など横断的に捉える視点とそのための社会的ネットワークがなければ、支援を深めていくのは難しいのでしょう。私たちは、障害児支援からはじめて、子育て支援に少し踏み出し、さらに「子どもの貧困支援」にまた足を踏み入れかけています。これらの経験がうまく横に結びついていけば、と思います。

母校である会場が5年ほど前とは様変わりしており、昔の仲間もたくさん大学の先生になっており、浦島太郎状態でしたが、たまに学問的な「研究」に触れると気持ちが引き締まります。ありがとうございました。

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2015年7月22日 (水)

「北欧の福祉」企画、期待通りでした。

今日は、以前からアナウンスしていたミニ企画「北欧の福祉って、本当にすごいの?」を19時からLibraのプレイルームで催しました。

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講師は北口陽子さん。元・そら学生スタッフで、現在は同志社国際中高のコミュニケーションセンターにお勤めです。精華町在住。

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「デンマーク人はパーティが好きなので」と、コーヒーを持参してふるまってくださるところからスタートしました。こじんまりした今回の企画にぴったりです。

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日本の障害者施設で働いた後、デンマークへ留学。大学で様々な国から来た人々といっしょに学んだり、重症心身障害児のグループホーム(※大人ではありません。「児」です)でボランティアとして活動したりしながら、デンマークの福祉はもちろん、社会のあり方について考えてこられたことをお話しいただきました。ノルウェーでの滞在歴もあり、今はノルウェーに働きたい施設があるそうです。

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お話の詳細はまたニュースレター等に書くとして、個人的な感想としては「みんながそれぞれの人生を大事にできる国」といったところでしょうか。支援を必要とする人も、支援をする人も、です。それゆえに、支援の方法も支援者の仕事ぶりも目的に合わせてダイナミックに変えていけるのかな、と思いました。

一般的なルールやみんながなじんできた経験則から外れると何かと苦労しやすいこの国とは違って、目的に対して合理的でありさえすれば積極的にルールも手法も変えていけるような状況が実にうらやましかったです。もちろん何もかもがバラ色ではないようですが、政治経済の仕組みを別にしても、日本の支援者が参考にできることはたくさんありました。

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2時間の講演と質疑が終わってからも、様々な資料を見ながら参加者との話が盛り上がっていたところに、関心の高さと北口さんの人柄が表れていました。参加者10名でしたが、活発なやりとりができてよかったです。また、Libraのスペースがこのような形で活用できたのもうれしいです。

北口さんと受講者の皆さん、ありがとうございました。この国で明日からできることをまた考えていきます。

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2015年7月11日 (土)

ニュースレター5号、できました

サポート会員さまへのニュースレター『そら通信』の第5号がようやく完成しました。

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今年は4月、7月と順調に発行できており、胸をなでおろしています。

今号は「もうあと一歩のニュース集」と題して、世間をにぎわした障害福祉・障害児教育関係の事件報道にツッコミを入れてみたり、最近の「子どもの貧困」事情を紹介したりしてみました。書評は新書ばかり3冊です。

ここから発送にはさらに時間をいただきますので、会員さまはもう少しだけお待ちください。よろしくお願いいたします。なお、新規サポート会員(賛助会費:年2000円)も随時募集中です。

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2015年7月 7日 (火)

ミニ企画のお知らせ

ささやかな企画のお知らせです。

7月22日(水)の19時00分から「本当に北欧の福祉って、すごいの?」と題して、小さな講演会を催します。

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ミニ企画「本当に北欧の福祉って、すごいの?」チラシ

スピーカーはNPO法人そらの元・学生スタッフ北口陽子さんです。2009年に大学を卒業してから、障害者福祉施設に就職。2011年からデンマークやノルウェーに渡り、学びながら、北欧の福祉と関わってこられました。

ご存じのとおり、北欧の国々は福祉先進国と呼ばれます。

北欧の福祉をモデルにしようとすると「そのかわりに税金が高いんでしょう?」「人口もずっと日本より少ないでしょう?」など、さまざまな批判・疑問が寄せられます。

確かに北欧の福祉がパーフェクトかどうかはわかりませんし、日本の福祉制度が簡単に変わることもないはずです。でも、北欧諸国が目指した人づくり、国づくり、社会づくりの理念や方法から得られることはとても大きいのではないかと思っています。優れた福祉を支えているものから、学びましょう。

以下に北口さんのプロフィールも載せておきます。プロフィールだけでも日本との違いが垣間見えます。参加したい方はNPO法人そら事務局までご連絡ください(参加人数が多くなった場合、会場を同じビル内で変更する可能性があります)。

北口陽子さん 経歴

2009年 同志社大学社会福祉学科卒業  社会福祉士、精神保健福祉士

2009年~2011年8月 社会福祉法人相楽福祉会相楽デイセンターに勤務

2011年8月~12月デンマーク日欧文化交流学院でデンマークの様々な福祉施設や病院を訪問し、デンマークの社会福祉システムについて学ぶ。

2012年1月~6月デンマーク生活指導員(ペタゴー)の大学のインターナショナルクラスに入学(※「ペタゴー」とは幼稚園や学童保育、障害者施設などで仕事をするための包括的な資格です)。

2012年7月~日欧文化交流学院で日本からの短期留学生の送迎や通訳、長期留学生の相談役を担う。

同年8月から週に1~2回重症心身障害児のグループホームに通い、支援にたずさわる。

2012年3月、1週間のリーダーシップセミナーに参加。若いボランティア団体を率いるリーダーとしてグループをまとめ、引き上げていくためのスキルを学ぶ。

2012年5月、ノルウェーのソーシャルワーカーの家でホームステイしながら彼女の勤務先である難病患者の支援センターや盲聾唖者の支援団体が所有する学校やグループホーム、研究施設、授産施設等を見学。その他ホームステイ先の自宅近くの特別支援学校や授産施設でも実習。

2013年9月に日本に帰国。京都府家庭支援総合センターや社会福祉法人京都国際社会福祉法人自立生活支援センターふきのとうで勤務。

2015年1月~3月まで再度デンマークへ。 2月にはノルウェーにも滞在。

2015年3月日本に帰国。4月より同志社国際中高のコミュニケーションセンターでメディア助手。

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2015年7月 6日 (月)

星に願いを

もう七夕までほとんど日数がありませんが、Libraと「学びの広場」の合作となった笹飾りをcafeここらくの入口に飾ってみました。

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日曜の深夜にスマホで撮影したので、なんだか写真が薄暗いですが・・・。華やかになりました。子どもたち(とスタッフ)の願いごとが並んでいます。

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2階での活動をカフェのお客さんにも知ってもらえるように説明文もつけてみました。

ちなみに、今月からcafeここらくは月曜も定休日になっています。だから、今日はまだ関係者以外の目に触れることがありません・・・。明日からのお客さんに見てもらえたらよいなあと思います。

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2015年7月 4日 (土)

七夕も近いので

七夕が近づいてきました。

土曜の夜は、ひとり親家庭の子どもたちが集まる「学びの広場」。みんな頑張って勉強していますが、今夜は短冊に願いを込めて、笹に飾りました。

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今はLibraの玄関に置いてあります。防火扉の横では趣に欠けますね・・・。このままだと、かなう願いもかなわなくなってしまいそうです。

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週明けには、もっと短冊を増やして、1階のcafeここらくの玄関あたりに飾れたらいいなあ、と思っています。

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