学校を休みがちな子どもたちのこと
精華町では「不登校(学校を休みがち)」の子どもがとても増えていると言います。
7月に行われた「精華町いじめ防止対策推進委員会」の議事録によると、精華町で26年度に年間30日以上学校を休んだ子は中学校で43名、小学校で27名だそうです。
では、25年度はどうだったのかと学校基本調査を確認すると、中学校で34名、小学校で18名でした。かなり増加していることがわかります(※フリースクールに通う子ども等も含まれているので、すべてが「不登校」ということではありません)。
学校を長く休むようになれば、子どもももちろん、保護者も孤立しがちになります。日々の思いを誰かと共有したくとも、町内にそのようなネットワークはありません。たとえ個々に相談できる相手がいたとしても、同じ立場で共感しあえる機会がないのです。
そんなわけで、中学校のスクールソーシャルワーカーさんといっしょになって、学校を休みがちな子の保護者が集まれる場を設けていくことになりました。ひとまず月に一度。場所はLibraです。
まだ名前さえも決まっていませんが、先日、数名のお母さんと初回の集まりをもちました。詳細は省きますが、思春期の繊細な子を育てる親の思いをたくさんお聞きしました。また、「みんな」の存在に救われもすれば、追いつめられもする「学校」という場の難しさを痛感させられました。
この場がどんなふうに展開されていくかは、まだわかりません。子どもも家族も未来に希望を抱いていけるお手伝いができたら、と思っています。まずは、簡単なご報告でした。
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コメント
同じ悩みを持った親同士の集まりに興味があります。申し込み方とか体験などあるんでしょうか?
投稿: | 2015年10月15日 (木) 14時07分
コメント&質問、ありがとうございます。
まだまだゆるやかな形ではじまっているので、特に申込手続きなどは決められていません。とにかく小さな規模からでも親どうしで集まってみよう、という感じで、何もかもが手探りです。
私(NPO法人そらの地主といいます)と町内中学校のソーシャルワーカーさんが世話人となっています。まずは、NPO法人そら(の地主)宛てにいちど連絡をいただけるとよいと思います。
NPO法人そら本部事務局0774-93-3814です。よろしくお願いいたします。
投稿: そら じぬし | 2015年10月15日 (木) 19時12分
お返事ありがとうございます。もう一度、検討して連絡してみたいと思います。
このような場があるだけで救われる方も多いと思います。これからも続けていってください。
投稿: | 2015年10月19日 (月) 22時12分