スプリングスクール報告&学生スタッフ募集中
新しい年度になりました。進級&進学、おめでとうございます。
子どもたちはまだ春休み中ですが、「そら」では子どもたちの活動を支えてくれる学生スタッフの募集が活発になる時期です。
活動の案内も兼ねて、この春の「スプリングスクール(全4回)」の様子を報告しておきます。
4回生が卒業していったので、新2回生と新3回生が各日程のリーダーとなって、活動の準備や進行にあたりました。
子どもたちは小学1年生から高校3年生までいます。「障害」の種類や重さはさまざまですが、知的障害をもつ子どもがほとんどです。
学生スタッフは子どもと一対一のペアを組んでいっしょに活動します。子どもにとって支援が必要な場面は手伝って、自分でできることはあたたかく見守り、できたことをいっしょに喜びます。
感覚に敏感さや鈍感さのある子どもも多いです。聴覚に過敏さのある彼は、イヤマフで音を遮断することで、工作に取り組めていました。安心して活動ができる環境を用意してあげることも大事なスタッフの役割。
工作は、子どもの個性がよくわかります。見本そっくりに作りたがる子、自分で想像力を膨らませる子、さまざまです。
一対一で子どもと向き合うばかりでなく、みんなでいっしょにする遊びもあります。
さまざまな子どもがいるので、みんなでひとつの活動をいっしょに楽しめるようにするにはどうしたらいいか、とスタッフは頭を悩ませます。それがうまくいった経験を通じて、子どももスタッフも育っていけます。
子どもたちは世代の近いおにいさん、おねえさんが大好きです。うまく話せなくても、喜びを表現してくれます。
調理活動は、子どもたちにとても人気があります。この春もハヤシライスとオムライスを作りました。
そんなに難しいものは作りません。簡単な工程でできるものにしています。「切る」「焼く」「煮る」くらいのステップで済むものばかりです。
いつもは、こんなふうに作ったものをすぐにその場で食べるのですが、
4月1日は近くにある「けいはんな記念公園」へ持っていって、少し早いお花見をしました。ボーリングやカラオケ、初詣など外出するプログラムも一年のあいだにはたくさんやっています。
静かな場所で、スタッフからの介助でごはんを食べる子もいれば、
同じ学校の同じクラスで仲の良い子どもたちどうしで園内を散策している子どもたちもいました。
子どもたちの多様性と活動の内容について、少しでもイメージをもってもらえたでしょうか。子どもたちとの活動は、学生スタッフにとっての居場所となり、仲間を得る場となり、学べる場にもなります。
興味をもってくれた人は、ぜひ一度、活動に来てください。個性あふれる子どもたちが待っています。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント