カテゴリー「発達支援部会」の2件の記事

2014年3月25日 (火)

自立支援協議会全体会

今日は精華町地域障害者自立支援協議会の全体会がありました。

自立支援協議会というのは、障害をもつ方たちや家族が安心して暮らし続けられるように、地域課題を解決すべく精華町が設置している会議です。各種の部会と全体会があります。

部会の中に発達支援部会があり、その部会長を「そら」代表が仰せつかっているのですが、今年度は実施することができませんでした。開催するだけの時間的・精神的な余裕をもてなかったことが原因です。期待に応えられず、申し訳なく思っています。

全体会では、住民参加部会と権利擁護部会からの報告がありました。特に権利擁護部会では成年後見制度や福祉サービス利用援助事業、虐待防止などについての啓発が活発になされている印象です。

大事なこととして、協議会に対して精華町支援学校生親の会から「(仮称)進路検討部会設置についての要望書」が出されました。

子どもたちの卒業後の進路先確保がこの数年は精華町内でほとんどできていないこともあり、事業所が町内に確保できるように検討していきたい、という提案でした。

今年度、町内在住の特別支援学校生は48名います。地域の小中学校の支援学級生にも70名余りが在籍しています。この子どもたちの多くにとって、卒業後、福祉的な就労や日中活動の場が必要です。

日中活動の場に限らず、精華町内には福祉事業所ができにくく、何か作ろうと思えば、土地を確保して新築するしかないような状況です。それには多額のお金が必要となり、高いハードルであると言わざるをえません。事業所を設置するための法規制など簡単に変えられない部分はありますが、地域全体として今後どのように社会資源を整備していくのか、行政と民間がそれぞれどのような役割を担っていくのか、という方針を目に見えるものにしていく必要は「そら」も強く感じています。

要望どおりに新しい部会の設置となるかはわかりませんが、協議会事務局のほうで無視できない要望とは受け止められたように思いますので、今後の動向に注目していきましょう。

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2012年2月11日 (土)

「発達支援部会」はじまりました。

昨日2月10日、「第1回 自立支援協議会 発達支援部会」が精華町役場にて開催されました。

なんだか難しい名前ですが、簡単に言えば「発達について特別な配慮や支援が必要な子どもたちや家族にとって、より良い精華町のあり方を、関係者みんなで考えていこう」という集まりです。

抽象的だなあと思われるかもしれません。具体的には何するの?という疑問もあるでしょう。まだ始まったばかりですので、どんなことを議論して、どんなふうに地域をより良く変えていこうとするのかは、これから決まっていきます。

部会には今のところ「福祉課」「子育て支援課」「健康推進課」「教育委員会」の行政各課と、保育所、こども家庭センターだいわ、相楽支援センターなどが参加しています。行政の4課がいっしょになって子どもたちについて話ができる場はなかなかありません。とても貴重な機会です。そして、部会長を未熟ながら「そら」代表が務めさせていただいています。

さて、昨日の部会では何が議論されたのかというと「支援ファイル」についてでした。一昨年前からこの部会の前身となる会議で話し合いが進められてきたものです。

「支援ファイル」は子どもの発達や生活についての情報をひとつにまとめて、関係機関みんなで共有する、引き継いでいくためのファイルです。精華町版は「つながりファイル」という名称で、これから活用が予定されています。昨日の会議では導入の時期や配布方法などについて検討されました。そして、4月からの配布・活用を目指して、関係者が動いていくことが決まりました。

「支援ファイル」は、発達支援に関わる議題のほんのひとつであり、これから様々なテーマについてこの部会で議論を重ねていけたらと思っています(今後のテーマについても昨日議論したかったのですが、残念ながら時間が足りませんでした)。

会議が密室化しないように、およそどんな話をしているのかについては、このブログでお伝えしていきますので、またそれぞれの立場からご意見ください。よろしくお願いいたします。

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