自立支援協議会全体会
今日は精華町地域障害者自立支援協議会の全体会がありました。
自立支援協議会というのは、障害をもつ方たちや家族が安心して暮らし続けられるように、地域課題を解決すべく精華町が設置している会議です。各種の部会と全体会があります。
部会の中に発達支援部会があり、その部会長を「そら」代表が仰せつかっているのですが、今年度は実施することができませんでした。開催するだけの時間的・精神的な余裕をもてなかったことが原因です。期待に応えられず、申し訳なく思っています。
全体会では、住民参加部会と権利擁護部会からの報告がありました。特に権利擁護部会では成年後見制度や福祉サービス利用援助事業、虐待防止などについての啓発が活発になされている印象です。
大事なこととして、協議会に対して精華町支援学校生親の会から「(仮称)進路検討部会設置についての要望書」が出されました。
子どもたちの卒業後の進路先確保がこの数年は精華町内でほとんどできていないこともあり、事業所が町内に確保できるように検討していきたい、という提案でした。
今年度、町内在住の特別支援学校生は48名います。地域の小中学校の支援学級生にも70名余りが在籍しています。この子どもたちの多くにとって、卒業後、福祉的な就労や日中活動の場が必要です。
日中活動の場に限らず、精華町内には福祉事業所ができにくく、何か作ろうと思えば、土地を確保して新築するしかないような状況です。それには多額のお金が必要となり、高いハードルであると言わざるをえません。事業所を設置するための法規制など簡単に変えられない部分はありますが、地域全体として今後どのように社会資源を整備していくのか、行政と民間がそれぞれどのような役割を担っていくのか、という方針を目に見えるものにしていく必要は「そら」も強く感じています。
要望どおりに新しい部会の設置となるかはわかりませんが、協議会事務局のほうで無視できない要望とは受け止められたように思いますので、今後の動向に注目していきましょう。
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