今年度の「学びの広場」
昨年度に引き続き、相楽連合むつみ会(精華町むつみ会)さんによる「学びの広場」のために、Libraのスペースを使っていただいています。ひとり親家庭などで学習する環境が整わない子どもたちのための居場所づくりです。
昨年度は土曜日の夜だけでしたが、今年度は年間100日の開設予定となり、火曜日の夜も加わりました。また、学習前の食事提供もはじまっています。
参加する子どもが増えて、Libraだけでは学習に集中しにくくなってきたので、昨年度の途中から、1階のcafeここらくも使いはじめました。
学童保育や部活の後で参加するには腹ごしらえも必要ということで、はじめた食事提供。火曜日はcafeここらくにも仕事の一環としてご協力をいただけています。
あまりお腹いっぱいになりすぎてもぼーっとして勉強に集中しづらくなります。あくまで「腹ごしらえ」です。でも、おいしいのでたくさん食べたくなります。
17時半くらいから子どもたちが集まってきて食事をとり、18時半から2つのフロアに分かれて学習開始です。指導するのは、学生や社会人のスタッフ。
中学生たちは20時過ぎまでしっかり勉強するのですが、小学生はそこまで集中がもちません。持参した教材を目標のところまで終えたら、遊びます。
子どもたちが他では経験できないようなゲームをできるだけ準備しています。海外製のアナログゲームに低学年の子どもも楽しめるものが多いです。宝探しのために洞窟に入り、よくばりすぎるとやられてしまう『インカの黄金』。
お金を貯めたり稼いだりして、自分の街を完成させていく『街コロ』。
カードゲームとバランスゲームが組み合わさった『キャプテン・リノ』。
自分のコマを進ませながら、他のプレイヤーの邪魔をする『コリドール』。
氷を叩き落とす爽快感で、買っても負けても人気の『バランスアイスキューブ』。他にも20種類以上のゲームがありますし、もともとLibraにあったおもちゃもプレイルームも自由に使ってもらえています。
昨年度は受験生がたくさんいて、この学びの広場でがんばり、無事に全員が高校へと進学していきました。週2回となって、子どもたちの学習習慣がいっそう定着するようになったらいいなと思います。
また、この場所を通じて、子どもたちや家族にさまざまな生活上の課題が見えてくることも多いです。さらなる支援へとつなげていけるように尽力されているむつみ会さんには本当に頭が下がります。私たちとしても可能なかぎりの協力を続けていきたいです。
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